笑顔はあなたの真心を伝えます
あなたは、なぜ笑うのですか?
「お客様に『ありがとう』と心から喜んでいただきたいから!
誰よりも笑顔の接客を心がけています」
皆さん、そんな風におっしゃいます。
そして同時に、「楽しくもないのに、笑えません」とも。
「お客様の心に寄り添えるように、一生懸命傾聴しています。
それなのに、なぜかいつも怖がられてしまうんです」
それから、
「呼び止められて、ただ振り返っているだけなのに、
偉そうだと思われてしまいます」
これらのように、自分ではいたって「普通(=真顔)」にしているつもりなのに、
つまらなそうに見えていたり、
卑屈そうに見えていたり、
疑っているように見えたりしてしまうのは、どうしてでしょうか?
それならと、笑ってみても、はたしてその笑顔はあなたの魅力を引き出してくれていますか?
「緊張して顔がこわばり、ひきつってしまいます」
とか、
「優しくほほえんでいるのに、お客様に顔を覚えてもらえません」
とか、
いつも明るく元気に、感じよく笑っているつもりなのに、
ニヤニヤと相手をバカにしたように見えたり、
嘘くさそうに見えたりしてしまうのは、どうしてでしょうか?
なぜならそれは、自分で思っている以上に、笑顔が足りていないから。
笑顔の筋力(表情筋)がうまく使えていないばかりに、損をしているのです。
お客様や一緒に働く仲間たちに信頼され、愛される第一印象力=「真心の伝わる笑顔力」を磨きましょう。
目の前にいる人を好きか嫌いか、信じられる人かどうか、その印象は出逢って最初の0.5秒で決まるといわれています。
すなわち、第一印象で好感を持たれなければ、どんなに素晴らしいサービスや能力を持っていても、話を聞いてはもらえないのです。お客様に満足していただきたいという誠実な想いが、まっすぐに届かないとしたら、それはとても残念なことです。
顔つきは、生まれつきのものではありません。表情筋を鍛えることによって顔つきは変化し、周囲を取り巻く環境さえも好転させることができます。
「笑顔そのものが持つ力」を最大限に引き出すことで、働く人も、サービスを受ける人も、すべての人が喜びを満たし合う、そんなお手伝いができましたら幸いです。
スマイルトレーナー® 山田 貴子